大震災による地盤沈下や液状化がニュースで流れた影響もあり、地盤改良の重要性は広く知られるようになってきました。
また、地盤改良工事を行う業者も増えつつあります。
ただし、すべての業者が適切な施工に対応できるわけではありません。
地盤改良を成功させるために、業者選びのポイントを確認しましょう。
問題のない地盤改良工法を採用している
従来の地盤改良工事である表層改良工法・柱状改良工法・鋼管杭工法には
- 地震が発生した場合、液状化現象が原因の不動沈下を防げない
- 地震の揺れに追随できず、コンクリート柱・鋼管杭が破損する
- 腐葉土とコンクリートの相性が悪く、コンクリートが固まらない
という弱点があります。
また、セメントなどを地盤に打ち込むことで、
- 土地の資産価値を下げてしまう
- 六価クロムなどの有害物質を発生させてしまったりする
というリスクがあるのです。
業者選定にあたっては、これらのリスクがない地盤改良工法を導入している業者を選ぶようにしましょう。
客観的な評価が高い
最新の工法を導入していても、その業者が適切に施工できなければ効果は期待できません。
実績や口コミなどによる客観的な評価などを確認して、適切な施工ができる業者なのかどうかを確かめましょう。
会社の考え方を見極める
同じ地盤改良を行っている業者だからといって、どこでも同じ考え方・意識を持って施工しているわけではありません。
人が違えばマナーも考え方も違います。
なかには「とりあえず施工さえすればいい」という考え方の業者もいます。
安全な地盤をつくるためにも、直接話を聞くなどして業者の施工に対する考え方を確認しましょう。