将来的には親と同居したい
子どもが独立したら大幅なリフォームをしたい
これから家を建てようと考えており、将来的には建て替えや大規模なリフォームを念頭に入れている場合は、地盤改良の際に注意が必要です。
そもそも地盤改良は、「改良後の土地にどのような建物が建つか」ということを入念に検討したうえで行う工事。
建物の大きさや種類に応じて、施工内容は変わるものなのです。
従来の工法で地盤改良をした場合、将来的に建て替え・リフォームを行った際に問題が発生する可能性があります。
従来工法の問題点
従来の地盤改良工事のうち、セメントの杭を埋め込む「柱状改良工法」、鋼管杭という金属の杭を埋める「鋼管杭工法」は、建て替えや大規模なリフォームには向きません。
重量に耐えられない | 再施工が必要になる |
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柱状工法や鋼管杭工法による施工の場合、建物の重さに耐えることができるのは、地盤に埋め込んだ柱の真上だけです。 建て替えやリフォームによって重さのかかり方が変わると、建物の重量に耐えられなくなるおそれがあります。 |
実際に建て替えや大規模なリフォームが必要になった場合、危険を避けるために、以前埋め込んだコンクリートの柱や鋼管杭をすべて抜き出し、再施工する必要があります。 そのため、費用も手間もかかります。 |
HySPEED工法は、従来の工法と同じように「杭」を使う工法です。
ただし、使用するのは砕石を柱状にして詰め込んだもの。
軟弱地盤では杭を形成する砕石が横に広がって周囲の地盤を締めつけ、複合地盤となるため、杭のある部分だけでなく周辺の地盤も強化されます。
従って、建て替えやリフォームの際にわざわざ抜き出したりする必要がありません。